沖縄コーヒーとは

 沖縄のコーヒー栽培は既に100年ほど前から行われていましたが、現在栽培されているコーヒーの木は、沖縄からブラジルに移民していた人が、1972年に里帰りした時に持ち帰った種から育ったと言われています。しかし、沖縄でのコーヒー栽培は趣味程度が多く、販売して収益を上げようという生産者は殆どいませんでした。また、沖縄で国産コーヒーが栽培できるということを知っている人が少ないこともあり、この30年以上は「知る人ぞ知る」という存在でありました。それが近年わが国でもコーヒーが採れることが報道されるようになり、愛好者も徐々に増えてきております。


「沖縄から世界最高のコーヒーを」

~~一般社団法人沖縄コーヒ協会の思い~~
20203年の調査では、現在沖縄県に約70名以上コーヒー栽培生産者がいますが、本格的な出荷ベースに至っている農家は、ほんの数件の農家さんです。現在、沖縄本島南部、中部、北部、久米島、宮古島、石垣島などで無農薬のコーヒー栽培が行われています。コーヒーは栽培、収穫、選別、乾燥、脱穀、焙煎と苗から3年、 種から収穫までは5年かかるといわれています。また、台風に弱いので、暴風対策が必要となってきます。カリブにあるキューバやジャマイカもハリケーンで有名な場所なのですが、ジャマイカのブルーマウンテンをやキューバのクリスタルマウンテンという品種があり、有名です。
沖縄のコーヒーは、主にアラビカ種ムンドノーボという品種で、イエローとレッド種があります。沖縄のコーヒーは、コーヒーベルトの最北端に位置し、宮古島とキューバは緯度がほぼ同じに位置しています。
1本の成木からは約700g~1kgの生豆生産が可能で、1㎏=2万円~4万円(2020年~2023年平均の取引価格)の出荷価格となり、1,000坪=1,000本で年間2,000~4,000万円の売上が可能となります。しかし、沖縄では年間数回来る台風や、突然発生する病害虫の原因により、収量が安定することが難しいため、収入の安定化は難しく、2000本以上栽培している大型のコーヒー農園は観光農園として生業をしております。早期のコーヒーツーリズムの実現やコーヒーの6次産業化が近々の課題です。珈琲専門店では、1杯10g=2000円ですから、10倍の20万円の売り上げとなります。(100g=2,000円計算)

コーヒーが飲める迄には、以下の工程が必要です。

(多少、言いまわしが違う場合もあります)
栽培> 開花> 結実> 収穫> 選別>パーチメント> 脱穀して生豆に> 焙煎> 出荷> 珈琲専門店への展開>消費者へ

●コーヒーができるまでは約3年かかりますので、2023年より沖縄コーヒー協会ではファンドオーナー制を検討中です。その節は、皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。

一般社団法人沖縄コーヒ協会 会長より

沖縄から世界最高のコーヒーを

※クリックで拡大表示します



「沖縄コーヒー」の6次産業化ブランド構築事業

※クリックで拡大表示します



沖縄コーヒーを世界に~ブランド構築へ向けて~

※クリックで拡大表示します



名誉顧問 近藤 正隆

MASATAKA KONDOU

1970年東京理科大学大学院工学研究科卒業。一級建築士。NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会監事。

社団法人日本青少年育成協会設立専務理事・事務局長、文部科学省「不登校問題に関する調査研究協力者会議」委員、厚生労働省「若者自立塾沖縄本部」実施責任者、厚生労働省「地域若者サポートステーション沖縄」実施責任者などを歴任。

設立の経緯

 沖縄のコーヒー農家にとっては栽培ノウハウがなくコーヒー栽培で経営が成り立つという保証もなく、台風対策のためのハウスの設置に多額の資金が必要ということもあり、栽培に踏み切る農家は限られている。そこで国産の美味しいコーヒーの安定供給と沖縄コーヒーの愛好者拡大、並びにわが国のコーヒー文化の向上を目的に、「沖縄コーヒー協会」を設立した。その後研究会(懇話会)を重ね、東京では「沖縄コーヒーフォーラム」と称して3回の試飲会を開催した。また「沖縄コーヒー収穫祭ツアー」という新しい形で、東京からの観光旅行も行った。コーヒー研究家の堀口俊英氏がブラジルから送ってくださった種も実を付けた。沖縄県職員の方の考案による安価な「簡易ハウス」の試作も行われ、農家の悩みであった、経済的な台風対策も実現に近づいた。また沖縄の観光資源として、健康、長寿、ヘルスケアといった幅広い分野の連携も視野に、琉球大学教授にも参加していただけることになった。

 母体となっている「NPO法人ウヤギー沖縄」が民間の助成金を得られることとなったため今までの沖縄本島だけでなく、石垣島、宮古島、久米島も含めた県全体を活動拠点としてコーヒーの6次産業化を目指すこととした。このような実績と更なる発展を目標に、広く沖縄コーヒー愛好者を募って需要を確保するとともに、これを供給する生産農家も増やして生産と消費を拡大し、更には誰からも美味しいと言われる国産コーヒーの研究、普及、啓蒙、栽培から提供に至るまでの技術と知識の向上を目的として、沖縄コーヒー協会を法人化し「一般社団法人 沖縄コーヒー協会」を設立するものである。


会長 田崎 聡

SATOSHI TASAKI

有限会社楽園計画代表取締役。NPO法人食の風代表理事。6次産業化中央プランナー。1956年東京生まれ。武蔵野美術大学卒。

重度の花粉症と沖縄病に悩まされ、1986年に沖縄移住。その後、「クースバー」「山猫屋」「黒うさぎ」「島唄楽園」「古酒楽」「泡盛倉庫」等数々の飲食店をプロデュース。雑誌「うるま」「沖縄スタイル」「食の風」などの創刊編集長に携わり、泡盛ソムリエ、6次産業化統括プランナー、食農連携コーディネーターとして幅広い活動を行っている。



理事 荒川 雅志

MASASHI ARAKAWA

琉球大学国際地域創造学部/観光科学研究科ウェルネス研究分野 教授 医学博士。大阪観光大学日本語別科沖縄キャンパス校長。

1972年福島県生まれ。沖縄100歳長寿者のライススタイル研究、沖縄の美容と健康素材の研究で福岡大学大学院医学研究科疫学専攻修了(医学博士)。健康と観光とを結ぶヘルスツーリズム研究および専門科目「ヘルスツーリズム論」を日本の大学で初めて開始。日本初のスパ実践講義「スパマネジメント論」開講。ヘルスツーリズム研究、ウェルネスツーリズム研究の第一人者、海洋療法学者。



理事 佐久本 盛扶

MORIO SAKUMOTO

国立大学法人琉球大学理工学部土木工学科卒。大城組からオーエスジー株式会社入社。NPO法人食の風理事、一般社団法人食の風理事

沖縄県内の土木工事(橋梁工事、ダム工事、港湾工事等)の建設等に従事し、現役時代から環境に配慮したまちづくりに関心があり、ダム工事の時に、建設工事の中の「京都議定書」が締結され、建設工事でのCO2対策工事として、マングローブの植樹を担当し、これを機に地元大宜味村、白浜地区の活性化に取り組んでいる。農業分野にも関心があり、土木建築においての知識を有する。ライフワークとしてマングローブ植樹や塩屋湾のエコツーリズム活動に取り組んでいる。



監査・事務局長 永峯 さゆり

SAYURI NAGAMINE

株式会社医食農戦略研究所代表取締役。一般社団法人食の風理事及び事務局長。一般社団法人アジア食文化交流協会監査

NECのシステムエンジニアを経て、都内の広告代理店、不良債権回収業務等の不動産会社の業務を務めながら各種インストラクターの資格取得を経て沖縄に移住。現在、沖縄の農業・福祉・食に関わるコンサルタントを行っている。



協会概要

  • 協会名    一般社団法人沖縄コーヒー協会
  • 本社所在地  〒901-0241 沖縄県豊見城市字豊見城1007-3 エンゼルハイム豊見城城址公園613号
     
  • 研究室所在地 〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地 文系総合研究棟601-2
           国立大学法人琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野
           一般社団法人沖縄コーヒー協会 琉球大学内事務局
     
  • 法人番号   1360005005619
  • TEL    098-850-9570(本社)/098-895-5611(琉球大学内研究室)
  • FAX    098-987-5992(本社)/098-895-9107(琉球大学内研究室)
  • MAIL   info@okinawacoffee.jp


アクセス

TOP